4th Reconnaissance Squadron
4sq RF-5E (5501)
4sq RF-5E (5504)
RF-5Eの転がりであるが、真横から見ると機首が異常に大きく感じられる。RF-5Eは、台湾の方では タイガーVとも位置付けられており 次の発展系も試作中である。
AIDCでは、F-5Eに国産のTC-2(天剣2型)ミサイルの搭載能力をもたせたF-5Eの新型を空軍に提案しており 既に試作機が飛行中である。外形は殆ど従来のF-5Eと変わらないが、アビオニクスは一新され中距離ミサイルであるTC-2の火器管制が可能である。
AIDCは、これを”タイガーW”と位置付け 盛んに売込み中だが どうも空軍は、余り興味が無いようである。
第8大隊のインシグニアを尾翼につけ 機種に第4中隊の”Red FoX”のインシグニア。第8大隊所属を示すものの 当初この飛行隊は以前の第8大隊のホームベース花蓮空軍基地をベースとしたことはなかった。最初は第12偵察中隊の本拠地であった桃園基地に配属され 桃園基地が国際空港との空域の問題から 補助空軍基地となって実戦部隊の配備がなくなってからは CCKを本拠地として活動。この2枚の写真もCCKでの写真である。しかし 皮肉なことに F-16A/Bの配備が整い 第8大隊が実質的に戦闘機部隊を持たなくなった後 唯一8大隊のマークをつけて F-16部隊のいる花蓮に配備された。
台湾空軍が所有するF-5Eから 7機をシンガポールでRF-5Eに改造し使用している。その多くが、以前 桃園の第5大隊で使われていた機体である。第5大隊は、他の大隊と比較し新しい機体が多く 飛行時間の少なかったものから選ばれたものと推測する。
編號(MODEX) |
序號(SERIAL No.) |
改造前 編號(MODEX) |
5501 |
30085 |
5315 |
5502 |
30086 |
5316 |
5503 |
30087 |
5317 |
5504 |
30088 |
5318 |
5505 |
30091 |
5321 |
5506 |
30093 |
5323 |
5507 |
30094 |
5324 |
←パイロットの左上腕につけられた 「TIGERGAZER」のPATCH
上記 第4中隊が、使っていたRF-101Aである。左写真は、岡山にある空軍軍史館に展示されており写真右は、中正航空博物館に展示してあったが、国際空港の拡張で博物館そのものが閉鎖されたようであり その後は、不明。
4sq RF-5E (5506)
4sq RF-5E (5506)
4sq RF-5E (5507)
何とこのページの写真が 中国空軍ネット(中国空軍網 WWW.PLAAF.NET)に盗用されちゃってます。結構 見られてるみたいですね。某国の事ですから 何を言っても無駄でしょうが・・・
4sq F-5F (5408)
第4中隊は、F-5EをシンガポールでRF-5Eに改造してRF-104の代替と使用としたのが発端で復活した中隊である。現在第8大隊に所属し桃園空軍基地に配属されており、RF-5Eと数機のF-5Fを装備し偵察任務をになっている。当初は、第12偵察隊のF-104G/RF-104Gの後継とし 空軍が所有するF-5EをRF-5に改造し使用する予定であったが、後に12偵察隊はF-16をRF化して使用することとなった為、第8大隊に一個中隊を増設し由緒ある中隊ナンバーを復活、冠したものである。
この第4中隊は、過去極めて謎めいた部隊であった。元々爆撃部隊として1937年頃設立したらしいが、ソビエト製のSB-2やアメリカ製のB-25等の爆撃機を使用し内戦を戦い、台灣に移動後も大陸に爆撃に出かけている。本格的に偵察任務についたのは1957年にRF-86を受領してかららしく、その後使用機種をRB-57A/D→RF-100A→RF-101Aと更新し常に大陸の情報収集を行っていた部隊である。台灣空軍の歴史書を見ると何機かが中國大陸で撃墜されているようだ。 現在は、大陸に深く入り込むような任務は不可能であるため行われておらず、(偵察衛星の発達で無意味となったこともある)戦術偵察部隊として活躍している。
第4中隊徽